2006年02月26日

『テンポ・イ・アルチスタ(時とアーティスト)』クアルテート・エン・シー

「トム・ジョビンのラスト・レコーディングには諸説ある」という中の一説は、クアルテート・エン・シーの1994年のこのアルバムです。そう言っているのはほかでもない、「アントニオ・カルロス・ジョビン 評伝」(未邦訳)という著作のあるセルジオ・カブラルです。

トムはこのアルバムの一曲でピアノを弾いています。ヴォーカルはなし。ほかの楽器もなくて、四人(シーヴァ、シベーリ、シナーラ、ソーニア)とトムだけの演奏です。共演しているその曲はほかでもない、トム・ジョビン最初の作品と言われている「イマジーナImagina」です。

この演奏を聴く限りでは、トムはとてもコンディションが良さそうに思えます。四人との息もぴたりと合っていて、大変完成度の高いトラックです。

しかしこのアルバム全体が、もしかするとクアルテート・エン・シーのベストではないかと思えるくらい良いできです。シコやシヴーカも参加しています。

2006年02月25日

『ナラと素晴らしき仲間たち』ナラ・レオン

ありそうでなかなかないのがトム・ジョビンとナラ・レオンの共演です。これが唯一なのかもしれません(ちゃんと調べたわけではありませんが)。

ナラが多数のビッグ・ネームと共演したこのアルバム、原題は『OS MEUS AMIGOS SÃO UM BARATO』。1977年の録音です。

ラストに入っている「フォトグラフィアFotografia」でトムとナラのデュエットが聴けます。バックもトムのピアノのみ。おそらく弾き語りなのだと思いますが、ほとんどの部分はコードを押さえているだけです。トムのヴォーカルはいつもの通りだし、実に淡々とした、これほど細工も何もしないで世に出しちゃって良いのだろうかと思えるようなトラックです。最後もさっさと切り上げてしまっています。

しかし、この余韻は何なのでしょう? レコードから針が上がったあとの静寂が切なくてたまりません。ついつい何度も針を落としてしまいます。

あとこのアルバムでは、ナラがシコとデュエットする「ジョアンとマリアJoão e Maria」が、これまた切なくて秀逸です。

2006年02月24日

『ガル』ガル・コスタ

ガル・コスタとトム・ジョビンの共演はいくつもありますが、いちばん地味な形での共演がこれかもしれません。1992年の録音。トムは「十字路Caminhos cruzados」のバックでピアノを弾いています。

ヴィオラォンとストリングスをフューチャーしていて、間奏以外の部分ではトムのピアノを前面に押し出しているわけではないのですが、それだけにかえってトムの「らしさ」が伝わってくる録音です。間奏はこれはもう彼にしか弾けないピアノ。変わったことはしていないのですが、サウダーヂがたっぷりです。

映像として残っている二人の共演を観ると、ガルとトムとは意外に相性が良かったように思います。「意外に」というところがミソなのですが……。

2006年02月23日

シコの「ブダペスト」も間もなく

シコ・ブアルキの最新小説「ブダペスト」の翻訳は、間もなく書店に並ぶのではないかということです。しかしこの翻訳の刊行は、本当に快挙です。

売れると良いですね!

http://www.hakusuisha.co.jp/FMPro?-db=shosekidata.fmj&-format=detail.html&ISBN=4-560-02740-4&-Find

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2006年02月22日

コパカバーナで……

「ラティーナ」のサイトに、18日夜にコパカバーナのビーチで行なわれたローリング・ストーンズの無料コンサートに130万人が集まったという記事が出ています。25日からカーニヴァルなのですが……。

うーむ…。

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2006年02月20日

上田力さんの「ジョビン・マイ・ラヴ」ライヴ

今日は都内・新大久保のspace Doで上田力さんとナンダノヴァの「ジョビン・マイ・ラヴ」の36回目のライヴがありました。僕は所用で大幅に遅刻、後半だけ聴かせていただきました。

中でも「サビア」の新アレンジがグッド。ファゴットとトロンボーンという二管の特徴が活かされていたように思いました。あと、「ボト」はいつもながら盛り上がりました。今日は半分しか聴いていないので、この程度の感想ですみません。

それにしてもスタンウェイはやはり良い音がするのですね。全然違うので驚きました。

次回は5月とお聞きしています。

posted by naoki at 01:00| Comment(12) | TrackBack(0) | ライヴ・リポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月18日

『ディスコムナル』V.A.

ずいぶん前にクアルテート004のことを書いたことがありましたが、その004とトム・ジョビンが共演しているこのライヴ盤、ほとんど話題に上らないので一度書いておこうと思います。

録音は1968年。会場はリオのトネレーロス劇場。トム・ジョビンとクアルテート004のほかに、バーデン・パウエル、シコ・ブアルキ、マルシア、パウロ・モウラ(セプテット)などが出演。オーケストラの指揮はエウミール・デオダート。司会は、ナラ・レオンの父親と親交があったユーモア作家のミロール・フェルナンデスが務めています。

トムとクアルテート004の共演が聴けるのは、「ウェイヴVou te contar」、「ボン・テンポBom tempo」、「白と黒のポートレートRetrato em branco e preto」の3曲。「ボン・テンポ」にはシコも参加して歌っています。トムはピアノを弾いていて、ヴィオラォンは004のメンバーの一人が弾いているようです。トムのピアノの音はそれほど聴こえませんが、明らかにトム本人の音数の少ない演奏です。ただ、「白と黒のポートレート」ではいつになく強い調子で鍵盤を叩いている様子も聴くことができます。

それにしても、ミロール・フェルナンデスが「アントニオ・カルロス・ジョビン!」と紹介すると、万雷の拍手が湧き起こります。1968年と言うとちょっと微妙な時期でもあったのではないかと思うのですが、トムに対する聴衆の敬意が良くわかる貴重な記録でもあります。

2006年02月17日

梅津和時さんのこと

今夜は横浜で写真家の板垣真理子さんの写真展オープニングパーティ。ゲスト演奏はアルトサックスの梅津和時さん。終了後、梅津さん、板垣さん、編集の春日さん、うちの相方と、中華街で夕食。楽しい夜でした。

梅津さんの演奏は、音楽の分野のどうこうを飛び越えて、その空間に居合わせた人たちの心を震わせました。ひたすらにピュアで、涙と笑いのある音で、久し振りに本物の音楽を聴いたなあという夜でした。

ところでうちの相方は大昔にロック雑誌の編集者時代に梅津さんにインタヴューしたことがあって、その時なんと、録音したはずのテープレコーダーに何も録音されていなくて、再取材を申し込んだら快諾していただいて、それを切っ掛けに公私にわたって可愛がっていただいているという関係です。なんという心の広い方なのだろう……。

そして、僕のジョビン本を送ったものだから、梅津さん、「ジョビンを3、4枚買って聴いたよ」とおっしゃっていました。その話はいずれまた。
posted by naoki at 23:50| Comment(13) | TrackBack(0) | メウ・アミーゴス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月16日

『レッド・リヴァー』イタマーラ・コーラックス

*仕事で2日間四国にいました。今日は霧と雨の中を松山→高松→徳島とレンタカーで走破。でも春っぽくてなかなか良いドライヴでした。

トム・ジョビンのラスト・レコーディングには諸説あるのですけれど、このアルバムもその一つです。「É preciso dizer adeus」のバックでピアノを弾いています。しかしまあ何という味のあるピアノでしょう。これまた特に変わったことはしていない演奏なのですが、淡々とした中にワン・アンド・オンリーの趣きがあります。曲の最初と最後にちょっとだけ息遣いと声にならない声も聴こえます。

アルバム全体の出来は、そんなに良くありません。イタマーラ・コーラックスはもうちょっと歌える人だと思うのだけれど、本人がそれをわかっていないのではないかと思う。アレンジも全体的に良くありません。だから手に入れるかどうかは、ジョビンの伴奏する「É preciso dizer adeus」を聴きたいと思うかどうかですね。あくまでも僕のものさしではということですが。

2006年02月14日

ふたたびニュウトン・メンドンサのこと

2月14日。聖ヴァレンタインの日。ニュウトン・メンドンサの誕生日です。

ニュウトン・メンドンサはその三十三年の生涯に全部で四十曲を作曲しました。そのうち二十三曲は一人で作った曲ですが、その中で生前に録音された曲はたったの五曲に過ぎません。彼の不遇振りを伝える数字だと思います。

一方、トム・ジョビンとの共作は十七曲あって、そのうち十三曲は録音されています。有名なところを挙げると、「ある夜」「十字路」「ヂサフィナード」「メヂタサォン(メディテイション)」「サンバ・ヂ・ウマ・ノタ・ソ(ワン・ノート・サンバ)」あたりがベストファイヴになるでしょうか?

幼馴染のこの二人は光と影のような関係にあって、トムがいなければニュウトンはニュウトンになり得なかっただろうし、ニュウトンがいなければトムはトムになっていなかったと思います。エピソードはそれはもうたっぷりとありますから、興味のある方は僕の「愛と微笑みと花」をお読みください。

以前にも書いたように、「ボサノヴァ50周年」に向けてニュウトン・メンドンサの再評価の声が高まってくると良いなあと思っているのですが、今のところはそんな気配は微塵もないですね。

でも、ボサノヴァの草創に深く関わった一人です。そして、ボサノヴァ前後のブラジル音楽は、彼のような無数の不遇のアーティストによって支えられているように思います。
posted by naoki at 23:26| Comment(12) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月13日

『ザ・シャドウ・オヴ・ユア・スマイル』アンディ・ウィリアムス

*今日は朝5時前に起きて宇都宮で仕事。で、変な時間に寝てしまって、夜中に起き出して、今日は何を書こうかと、古いLPを引っ張り出して音を絞って聴きながらビールを飲んでいるところです。

トム・ジョビンのソングブック(もしくはそれに近いアルバム)の紹介は今後ものんびりと続けていきますが、トム・ジョビンがレコーディングに加わっているディスクも少しずつ紹介していこうと思います。なるべく普段話題にならないもの(例えば日本語版「アントニオ・カルロス・ジョビン ボサノヴァを創った男」の巻末のディスコグラフィに掲載されていないもの)を中心にしていくつもりです。題して、「あっ! こんなところにマエストロが!」。

第一回は、アンディ・ウィリアムスの1966年の録音です。トム・ジョビンがアンディ・ウィリアムス・ショウに出演していたことは以前にも書きましたが、アンディのボサノヴァ・アルバムに参加して演奏もしています。アンディ・ウィリアムス・ショウへの出演(放映)が1965年3月15日なので、それを契機にアンディがボサノヴァ・アルバムを作ることになって、トムにも声が掛かったということではないかと思います。トム・ジョビンは「メディテイション」と「ハウ・インセンシティヴ」の二曲に参加しています。

ところで、トムはこの録音にヴィオラォンで参加していると言われているのですが、二曲ともほんのかすかに聴こえるピアノもトムの演奏かもしれません。音数が少なくて、トムのスタイルが良く表われています。ただ、ほかの曲(トムが参加していないはずの曲)で聴こえるピアノにもちょっとそういう傾向があるので、本当のところはわかりません。ヴィオラォンは間違いなくトムのもので、いつものように適確なサポートです。「トム・ジョビンはヴィオラォンの名手説」(というのが以前から内輪で盛り上がっているのですが)を裏付ける演奏です。変わったことはしていませんが、メリハリが利いていて、表情があります。なお、編曲はロバート・マーシーという人のようです。

僕はこのアルバムをオリジナルのフォーマットでは所有していなくて、『ボサ・ノバ、ラテンをアンディと』という日本で出た編集盤(LP)でしか持っていないのですが、なかなか良いアルバムだと思います。アンディ・ウィリアムスは僕の守備範囲外なのですが、この歳になって聴くと、これはこれで悪くありません。

ところで、以前に紹介したアンディ・ウィリアムス・ショウでトムが一曲だけ出演している映像が、日本版でも発売されているようです。ご興味のある方はどうぞ。
http://wmg.jp/artist/andywilliams/WPBR000090547.html

以下は以前に僕がその映像を紹介したこのブログ内の記事です。
http://blogs.dion.ne.jp/naoki/archives/1193239.html
http://blogs.dion.ne.jp/naoki/archives/1200090.html

なお、アンディ・ウィリアムスは先週来日して東京国際フォーラムで公演しているはずです。アンディ・ウィリアムス・ショウだけではなく、大昔にはレイク・タホのホテルでのライヴにもトムに伴奏させたりしている人なので、できればちょっと話を聴いてみたい気もするのですが、あまりにもビッグ・ネーム過ぎるので、まず無理でしょうね。誰か聴いておいてくれると良いのですけれど。

2006年02月12日

2月11日に聴いたレコード

*春の光のきらめく一日でした。8時起床。入浴、朝食後、支度をしながら。

『ラヴ・ストリングス・アンド・ジョビン』A面

『ミウシャとアントニオ・カルロス・ジョビン』A面

*外出。今日開業の表参道ヒルズでちょっとした仕事。午後早めに自宅に戻る。以下、仕事をしながら。

『ジョルジュ・ムスタキ・ベスト・ヒッツ』A面

『ウィスパー・ノット/ウィントン・ケリー』A面

『ジャズ・ウィル・オ・ザ・ウィスプ/アル・ヘイグ』A面

『たそがれのヴェニス/MJQ』A面

『ボサノヴァ・バイ・プエンテ/ティト・プエンテ』A面

『レシ・ブランダン・デビュー・アルバム』A面

『ア・アルチ・マイオール・ヂ・レニー・アンドラーヂ』A面

『サウダーヂ・ド・ブラジル/エリス・レジーナ』ディスコU

『ひき潮/フランク・チャックスフィールド』A面

『ストラヴィンスキー春の祭典/ピエール・ブレーズ指揮クリーヴランド管弦楽団』(旧盤)AB面

*吉祥寺を散歩して、たまに行く中華料理店(安くてうまい)で夕食。動けなくなるくらい食べて帰宅。

『サンデー・サンバ・セッション/長谷川きよし』AB面

『オス・ガトス』A面

『マリオ・カストロ・ネヴィス&サンバ・S.A.』

*以上、エリスとマリオ・カストロ・ネヴィスがCDで、あとはLPでした。

*今日の小さな発見
 「ハルサイ」はジョビンの元ネタの宝庫です。今日改めて「おっと」と思ったのは、「ガブリエラ」のエンディングのリフレインの原型。ほかにも「おっと」がたくさんありますので、ジョビン・ファンにはたまりません。そんな聴き方をしていてはストラヴィンスキーに申し訳ないけれど。
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2006年02月11日

15万アクセスを超えました

2月9日までのアクセス数が150360と、15万アクセスを超えました。いつもご覧いただいてありがとうございます。
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2006年02月09日

ナシメント・シルヴァ107(下)

*昨日の続きです。

この時代にジョビンは友人ニュウトン・メンドンサと「ヂサフィナード」と「サンバ・ヂ・ウマ・ノタ・ソ」を含むいくつかの曲を書いた。ビリー・ブランコと「リオデジャネイロ交響曲」を、ヴィニシウス・ヂ・モライスと「オルフェウ・ダ・コンセイサォン」を作曲した。

ナシメント・シルヴァ通りからは「ガロータ・ヂ・イパネマ」もその世界的成功に向けて離陸した。ヴィニシウス・ヂ・モライスと共作して女性歌手エリゼッチ・カルドーゾが歌ったLP「カンサォン・ド・アモール・ヂマイス」も生まれた。ジョビンはジョアン・ジルベルトと彼の歌手としての最初のレコード「シェガ・ヂ・サウダーヂ」のトラックををリハーサルした。1959年にはソプラノ歌手レニータ・ブルーノがジョビンとヴィニシウスによる室内歌曲のLP「ポル・トーダ・ア・ミーニャ・ヴィーダ」を録音した。

トム・ジョビンは週末や休暇は家族が所有する小さな地所ポッソ・フンドで過ごすことが良くあった。ナシメント・シルヴァ通りのアパートの窓から眺めるのが好きだった風景にインスパイアされて「コルコヴァード」を書いた。ある休日のあと、自宅に戻ると、通りの反対側の新しい建物がすでに風景を覆ってしまっていた。

*そしてトム・ジョビンはナシメント・シルヴァからすぐ近くのバラォン・ダ・トーヘに移ったのでした。今度ナシメント・シルヴァ107に行くことがあったら、ヘデントールを隠してしまった「向かいの建物」にも注目しましょう!
posted by naoki at 23:46| Comment(4) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月08日

ナシメント・シルヴァ107(上)

Eメールで、「フア・ナシメント・シルヴァ107」についてのご質問をいただきました。僕の「三月の水」という本にも書いているのでそちらもご覧いただきたいのですが(必ずしも買わなくても良いです。図書館ででも借りてご覧ください)、たまたま「クルービ・ド・トム」にもこの住所についての記述があったので、この機会に丸ごと訳しておきます。今夜はちょっとさぼってポルトガル語からではなくて英語ヴァージョンからの訳です。

一九五三年にトム・ジョビンと彼の最初の妻のテレーザ・エルマニーはイパネマ界隈のビーチとホドリーゴ・ヂ・フレイタス湖の間のこの建物の201号室を借りた。彼らはそこで一九六二年まで暮らし、数ブロック離れたバラォン・ダ・トーヘ通りの一軒家に移った。

そのアパートメントには二つのリヴィングルームと二つのベッドルームがあった。前面の窓からはコルコヴァードの陸の頂上のキリスト像がまっすぐに見えた。

*続きます。
posted by naoki at 23:22| Comment(12) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月06日

シコの新アルバム間もなく

シコ・ブアルキの1998年以来のアルバムはビスコイト・フィーノのスタジオでの録音を終えて、CDとDVDのデュアル・ディスクとして発売されるようです。DVDの面にはレコーディング風景なども収録されるようです。

先のDVDシリーズで明らかになったように、シコのファンはAクラスとBクラスに位置するので、より高額な商品の購買力もあるのだということです。うーむ……。

http://www.biscoitofino.com.br/bf/not_bfnamedia_cada.php?id=498
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2006年02月05日

上田力さんのライヴのお知らせ

上田力さんとナンダ・ノヴァの「Jobim My Love act 36」が、2月19日(日)に都内・新大久保のspace Doで行なわれます(開場 2:30 p.m. / 開演 3:00 p.m.)。チケットと問い合わせはTEL/FAX03-3408-7588の「Space Nova」辻さんまで。なお僕は所用によりかなり遅刻して駆け付ける予定です。

それから上田さんのアレンジ講座「間違いだらけのアレンジに喝ッ!」が、2月21日・3月7日・28日にヤマハ横浜店で行なわれるとのこと。こちらも問い合わせは上記「Space Nova」までどうぞ。

以上、お知らせでした。

posted by naoki at 23:38| Comment(10) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月04日

2月4日に聴いたレコード

*7時半起床。入浴して、掃除して、以下、仕事をしながら。

『ショーロ……夢の競演(Todo o choro)』AB面

『ピシンギーニャとベネジート・ラセルダ』A面

『黄金のショーロ/ジャコー・ド・バンドリン』AB面

『アオ・ヴィヴォ/ミルチーニョ』AB面

*朝昼食。テレヴィでラグビーを二試合観る。以下、再び仕事をしながら。

『真実のベニー・モレー』

『バランソ・ゾナ・スール・イ・オトロス・スセッソス/チト・マーヂ』

『ボサ・バランソ・バラーダ/シルヴィア・テリス』A面

『バッハ インヴェンションとシンフォニア/グレン・グールド』A面

『バッハ無伴奏チェロ組曲第一番〜第二番/パブロ・カザルス』A面

*吉祥寺で夕食の買い出し。以下、料理をしながら。

『ガブリエラ(サウンドトラック)』A面

『オ・テンポ・イ・オ・ヴェント(サウンドトラック)』A面

『ザ・ベスト・オヴ・トゥー・ワールズ/スタン・ゲッツ・フューチャーリング・ジョアン・ジルベルト』A面

*そして夕食。

*以上、ベニー・モレーとチト・マーヂがCDで、あとはLPでした。

*今日の小さな発見
坂尾さんの「ボサ・ノーヴァ詩大全」でも取り上げられていたミルチーニョ。僕は彼はベニー・モレーの影響を強く受けているように思います。
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2006年02月03日

『ルイーザ』バーバラ・カッシーニ

 バーバラ・カッシーニはイタリアのジャズ・シンガーらしいのですが、詳しいことはわかりません。ただ、これが彼女にとって二枚目のトム・ジョビン集のようです(一枚目は「Anos dourados」というアルバム)。また、本盤でも組んでいるプロデューサーのパオロ・ピアンジアレリと、これまでに「Outra Vez」(リー・コニッツと共演)、「Voce e eu」(フィル・ウッズと共演)というアルバムを出しているようです。エリスに捧げたアルバムもあります。

 予備知識なしで購入したのですが、これはなかなか良いアルバムです。一発で気に入りました。彼女の歌はちょっとガル・コスタに似ています。でもガルよりもずっとリラックスしていて僕の好みです。ピアノのリカルド・アリジーニも、オーソドックスなのですが、非常に良い。ピアノ・トリオに曲によってファブリツィオ・ボッソのトランペットまたはフリューゲルホーンが入ります。ベスト・トラックとしては、「Ligia」、「Se é por falta de adeus」、「Sem você」、「Modinha」あたりが候補になると思います。

 録音は二〇〇四年九月七日。収録曲が九曲ということもあって小ぢんまりした印象が残りますが、トムの曲をジャズとして料理するのなら、こういう自然で丁寧な演奏が僕の好みです。

2006年02月02日

トム・ジョビン「謎のディスク」(まとめ)

別にまとめというわけではないのですけれど、クルービ・ド・トムのこの記事について感想を述べておきます。

しかし世界にはひどいことをする連中もいるのですね。海賊盤・海賊版も許せませんが、トム・ジョビンもクラウス・オガーマンもまったく参加していない録音をでっち上げて発売するなんて。この2枚、フランス・Kardum盤の「ESTRADA BRANCA」と、スペイン・Divucsa盤の「Amor de Samba」には要注意です。ここまで取り上げられているとちょっと聴いてみたい気もしてしまいますが、絶対に買ってはいけません。

それよりも何よりもこのクルービ・ド・トムに投稿を寄せてくるジョビンマニアの熱いことと言ったらありません。世界中にこういう人たちが棲息しているんだなあと思います。僕もルイス・ホベルト・オリヴェイラさんとは二、三度だけEメールを交換したことがありますが、ここ数年連絡していません。クルービ・ド・トムもあまり更新されていないようですが、世界中のジョビン・マニアの集う場として、今後も継続して欲しいものです。「o nosso Tom」という感覚がいいですよね。

クルービ・ド・トムには面白い読み物がたくさんあるので、今後もちびちびとご紹介していこうと思います。http://nortemag.com/tom/