2008年12月31日

惜別 ドリヴァル・カイミ

2008年に届いた数多の訃報の中でも、ドリヴァル・カイミの訃報は特別の重みがあります。彼の存在がなかったらブラジルの大衆音楽の歴史はかなり書き変わっていたはずです。

今年最後の1日はドリヴァル・カイミのアルバムと彼の楽曲をカヴァーしたアルバムを掛けながら1日を過ごしました。真夏のバイーアかリオで海の風に吹かれている感じの年越しです。

『バイーアの郷愁』(日本編集盤)

『ソングブック・ドリヴァル・カイミ vol.1/VA』(ルミアール)

『カイミ・ヴィジタ・トム』

『ガル・カンタ・カイミ/ガル・コスタ』

『ドリヴァル/VA』(コロムビア)

『ヴィニシウス・イ・カイミ・ノ・ズンズン』

『ソングブック・ドリヴァル・カイミ vol.3/VA』(ルミアール)

『わが故郷のサンバ』(日本編集盤)

『ホーザ・パッソス・カンタ・カイミ』

『2 em um』(『Caymmi e seu Violão』『Eu não tenho onde morar』)

*今日はすべてCDでした。

それでは皆さん、良いお年を!

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2008年12月28日

哀悼 ジョニー・グリフィン

今年もたくさんの偉大なミュージシャンが逝去しましたが、ジョニー・グリフィンの訃報は読み落としていました。先々週の忘年会で7月25日に亡くなっていたことを友人から知らされました。

『ジャズ批評』の「私の好きな一枚のジャズ・レコード」の初版(1981年)に、僕が学生時代にアルバイトをしていたジャズ喫茶の経営者が『ケリー・ダンサーズ』を取り上げて「ジョニー・グリフィンは過小評価されている」という一文を執筆しています。そのことがあるので何となく親近感を抱いていたテナーマンでした。僕がライヴを体験したのは一度だけで、1989年10月18日の新宿ピットインでしたが、これがすごいライヴだった。「ハッシャ・バイ」の永遠にも感じられるスリリングなソロに胸を打たれたことを昨日のことのように思い出せます。サインは『イントロデューシング』にしてもらいました。

一聴してこの人とわかる貴重な個性がまた一人……。ブラジル音楽もそうですが、本当に「会えるうちに会っておかないと」という思いを一段と強くした1年でした。

今日聴いた音楽 ジョニー・グリフィン特集

*以下、すべてLPで、AB面通して聴きました。

『ザ・コングリゲーション』

『チェンジ・オヴ・ペース』

『ジョニー・グリフィン(JG)』(アーゴ盤)

『フル・ハウス』(ウェス・モンゴメリー)

『ウェイ・アウト』

『バトル・ステーションズ』(エディ・ロックジョウ・デイヴィス&ジョニー・グリフィン)

『ア・ブローウィング・セッション』

『グラブ・ディス!』

『ミステリオーソ』(セロニアス・モンク)

『スタジオ・ジャズ・パーティ』

『イントロデューシング・ジョニー・グリフィン』

『リトル・ナイルス』(ランディ・ウェストン)

『ザ・リトル・ジャイアント』

『ザ・マン・アイ・ラヴ』

『ブルース・フォー・ハーヴェイ』

『ザ・ケリー・ダンサーズ』

『リターン・オヴ・ザ・グリフィン』(ロニー・マシューズも偲んで)

*ウィキで今年の訃報を眺めていたら、ジェイムズ・クラムリーが9月17日に亡くなっていたことを知ってしまった。淋しい……。

posted by naoki at 02:40| Comment(3) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月24日

12月23日に聴いたレコード

*今日はブラジル音楽は1枚もありません(笑)。

『クリスマス/ザ・シンガーズ・アンリミテッド』AB面

『ジャズ・クリスマス(ミッスルトー・マジック)/PAJショーケース(VA)』AB面

『ザ・ジョイフル・シーズン/ジョー・スタッフォード』AB面

『クリスマス64/ジミー・スミス』AB面

『スウィングル・ベルズ/ザ・ニュー・スウィングル・シンガーズ』AB面

『メリー・オレ・ソウル/デューク・ピアソン』AB面

『クリスマス・ウィズ/ローズマリー・クルーニー』AB面

『サウンド・オヴ・クリスマス/ザ・ラムゼイ・ルイス・トリオ』AB面

『メリー・クリスマス・フロム・ジョニ/ジョニ・ジェイムス』AB面

『ホリデイ・ソウル/ボビー・ティモンズ』AB面

『ア・クリスマス・アルバム/バーブラ・ストライサンド』AB面

『サイレント・ナイツ/チェット・ベイカー&クリストファー・メイソン』AB面

『モア・ジャズ・クリスマス(モア・ミッスルトー・マジック)/PAJショーケース(VA)』AB面

『ハヴ・ユアセルフ・ア・ソウルフル・リトル・クリスマス/ケニー・バレル』AB面

『ザット・タイム・オヴ・イヤー/ジューン・クリスティ』AB面

『ザ・チャーリー・バード・クリスマス・アルバム』AB面

『クリスマス・ソングス/メル・トーメ』

*僕は昔からクリスマスレコードと『ポーギーとベス』だけは中古屋で見つけると何を置いてもレジに直行してしまうという悪癖を持っているので、なんだかんだと手元にたくさん溜まってしまっているのですが、今日は久し振りにモダンジャズを中心に掛けて1日過ごしました。別にパーティをしていたわけではありません。大掃除をしていたのです!

*今日は最後の1枚を除いてすべてLPでした。

では、Feliz Natal!
posted by naoki at 00:53| Comment(1) | 今日聴いた音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月19日

アブソリュート・ジョビン

2週間ほど前にネットオークションで購入したものが手元に届きました。久し振りに画像などまじえながら紹介しようと思います。12月8日にも何も書かなかったことですし(その夜はライヴをはしごしていました)、クリスマスシーズンでもあることですし。

まずは表紙からです。


RS表紙





マドンナが表紙の「ローリングストーン」の548号、1989年3月23日号です。実はこの「RS」、私が長年完全な形で入手できないだろうか?と探し求めていたものです。なぜか?

40ページを開くと、こういうページがあります。私が1989年当時に予備知識なしでこの「RS」を買ってこのページを開いていたら、飛び上がっていたと思います。


RS該当ページ1





下の方にあるタイトルは「アブソリュート・ジョビン」。上の方には、「アブソリュート・ソング」とあって、「ミュージック・オヴ・ブラジル」とあります。その下の言葉はこういう感じです。

「この「アブソリュート・ソング」は世界的に有名なブラジルの作曲家アントニオ・カルロス・ジョビンによって創作された。1989年3月15日のカーネギーホールの「アブソリュート・ジョビン」コンサート(ストラッタ/フィリップス・プロダクション)で演奏される曲として。このジョビンの名曲はまた「イパネマの娘」と同様にポリグラムレコードの認可によって演奏・録音されている」

そして、このページにはソノシートが綴じ込まれています。


RS該当ページ2





さらに厚紙がもう一枚綴じ込まれています。


RS該当ページ3





ソノシートと厚紙を捲るとこういうページが現われます。


RS該当ページ4





下の方のタイトルは「アブソリュート・ハーモニー」。上の方には「アブソリュート・ウォッカ」とあります。

もうおわかりと思いますが、これはアントニオ・カルロス・ジョビンがスウェーデンのアブソリュート・ウォッカの宣伝広告のために作曲・演奏した一曲を収録したソノシートを綴じ込んだ「RS」です。

アブソリュート・ウォッカと言えばさまざまなデザイナーやアーティストを起用した広告で知られていますが、トム・ジョビンを起用したあたりにそのセンスの良さがうかがえます。私はこのソノシートだけは10年前に入手していたのですが、それが綴じ込まれていたこの「RS」を完全な形で目にするのは初めてで、久し振りに楽しい買い物をしました。もちろん私がする買い物ですから、現品は10ドルちょっとのものでした。

ちなみに曲は、トム・ジョビンのどの曲にも似ていませんが、非常にチャーミングです。前半はちょっとシナトラで有名な「アンダー・マイ・スキン」に似ているかな。

それでは皆さん、メリー・クリスマス!
posted by naoki at 18:48| Comment(2) | トム・ジョビン・没後10年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月10日

ジョアン・ジルベルトの公演が中止

12月13日(土)・12月14日(日)のジョアン・ジルベルトの公演が中止とのことです。

「ジョアン・ジルベルトは来日に向け、腰痛の治療を続けて参りましたが、ブラジル-日本間の長距離渡航が可能になるまで回復せず、やむを得ず中止とさせていただくこととなりました」と通知のEメール。11月の予定が延びた時はバイーアにいたとかいう話も聞きました。

中止は残念ですが、個人的には、今回はジョアンが来日して公演するということをうまく思い描けずにいました。そろそろ準備しなくてはと思っていた矢先だったので、どこかでほっとしているような感覚もあります。

それにしてもそもそも初来日の時に憂慮された展開が今になって起こるとは。ジョアンのコンサートの土壇場キャンセルというエピソードは本当だったのですね。

しかし返す返すも残念です。「シンフォニア・ド・リオデジャネイロ」なんて聴きたかったのですが。

この先何を楽しみにすれば良いだろう?