2011年02月05日

2月5日の1曲「永久の想いEverybody's Got to Learn Sometime」コーギス

 先日友人たちと「なぜ若者はポップソングを聴くのか?」という話題になった。もともとは「なぜ今の若者はポップソングを聴かなくなったのか?」という話題だったのだけれど。僕のその時の結論は、「女の子にもてたいから」。これは村上龍が以前にどこかに書いていた「女の子にもてたくて石膏デッサンを練習した」という話がベースにある。十代の頃の衝動ってだいたいそういうことではないかと、酔っ払って僕は喋った。

 夕方、相方と吉祥寺の街中に食事に出る。偶然に旧友に会う。偶然に偶然が重なっている男。僕のことを僕の相方よりも20年前から知っていて、僕の相方のことを僕よりも8年前から知っている男。30年前に僕のために一肌も二肌も脱いでくれた男。10年前に高田馬場のコルコヴァードで結婚の報告のパーティのようなものを開いた時に、「しようがないなあ」と言いながらその場で司会を買って出てくれたのもこの男だった。

 それで今日の1曲なのだけれど、昨夜、シネフィル・イマジカでチャーリー・カウフマンとミシェル・ゴンドリーの「エターナル・サンシャイン」を観ていたら、最後にこの曲が流れてきたので飛び上るほど驚いた。この映画を観るのは3回目だと思うのだが、ラストのクレジットのところまでちゃんと観たのは初めてだったのだろう。でなければ以前に気が付いていたはずだ。英国出身のコーギスというポップバンドの曲。僕がFENでケイシー・ケイスンのアメリカントップ40を聴いていたのは1977〜80年くらいのことだけれど、80年にビルボードで18位になったと記録にある。このバンドのことは詳しくは知らない。でもこの曲のことは良く覚えている。あの当時のヒットチャートの中でこの曲の「感じ」がずいぶん異質だったからだ。もちろんレコードを買うほどではなかったので、今も手元にあるわけではなく、YouTubeで探して聴いてみる。ちょっとした感慨が湧き起こる。それで若者がポップソングを聴くことの意味だか目的だかがちょっとだけわかる。30年後に友人との再会を祝福するためだ。
posted by naoki at 23:19| Comment(0) | 今日の1曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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