2014年04月12日

引っ越しそれからボブ・ディラン

*ご覧の通りで、引っ越しました。今まで使っていたLOVELOGがサーヴィスを停止するというので、仕方なく、誘導されるままこちらに移転してきました。ここで不都合があればほかのところに移ろうと思います。不都合がなければここにしばらくいます。
全然新しい記事を書いていなかったこのブログですが、もうちょっと命脈は保ち続けていこうと思っています。自分の近況を報告する代わりに、昨日行ってきたライヴの報告をします。


昨夜(もう一昨日ですが)、ボブ・ディランの東京公演最終日に行ってきました。
僕はディランの熱心なファンとは言えません。1980年くらいまでのアルバムは全部聴いているのですが、そのあとは全然聴いていませんでしたし、持っていたアルバムも全部売ってしまいました。78年の日本初公演はFMで生放送を聴いていたことを覚えていますが、自分ではライヴに行ったことはなくて、昨夜が初めてでした。と言うよりも、まさか自分がディランのライヴを体験できる日が来るとは思っていませんでした。

でも一昨日のライヴはとても良かったです。シャープで、包容力のある、最高の音楽でした。感想を残しておきたいのですが、今の僕にはまとまった感想を整理する時間はとてもないので、感じたこと、思ったこと、考えたことを、メモ程度だけ書き殴っておきたいと思います。

知っていた曲は4曲でした。ファーストセットの2曲目の「シー・ビロングス・トゥ・ミー」、同最後から2曲目の「タングルド・アップ・イン・ブルー(ブルーにこんがらがって)」、セカンドセットの2曲目の「シンプル・トゥウィスト・オヴ・フェイト(運命のひとひねり)」、アンコール1曲目の「オール・アロング・ザ・ウォッチタワー(見張塔からずっと)」、同2曲目で全体のラストの「ブロウイン・イン・ザ・ウィンド(風に吹かれて)」。でも、それらの曲も、アレンジもディランの歌い方もオリジナルと全然違うので、曲名を歌う1番の最後になって「あ、やはりあの曲だ!」と気が付くのでした。「風に吹かれて」などは、ちょっとセルフパロディのような感じもしたくらいです。

僕の知らない曲もとても良かったです。大半の曲にスティールギターが入るので、アレンジはルーツ・ミュージックと言うか昔一時期ライ・クーダーがやろうとしていた音楽を思い出すのですが、先に書いたように、シャープでいながら柔らかくて、懐古調なのにポジティヴな、そういうサウンドでした。それに何よりも、全員うまいことうまいこと。完全に魅了されました。

あと、ブルースを何曲も演奏したのですが、そのことに限らず、ボブ・ディランはブルースだったんだと強く認識しました。これは僕には大きな発見です。

バンドのメンバーは楽器を演奏するのみで、バックコーラスでハーモニーを付けることは全然しません。これはディランがやろうとしている音楽がそういう音楽なのだということだと思います。そしてそれは多くのポピュラーミュージックとは一線を画していると思います。

それと、これはディランの歌を聴いていて思ったのですが、二―ル・ヤングも、ブルース・スプリングスティーンも、トム・ウェイツも、みんなボブ・ディランから生まれたんだと思いました。あと思い出したのは、ジム・クロウチとポール・サイモンとデヴィッド・ボウイ(笑)。絶対に影響大きいって。それと一部は逆影響もあるのだと思います。

ディランはピアノは下手(笑)。でも彼がやりたいことはその時その時伝わってくるので別に良いのでしょう。ハーモニカは、反対に、シンプルでしたが、とても良かったです。

最近のアルバムを全然聴いていない僕にはこういうことを言う資格はないですが、ディランはやはり新作を聴かないといけないのだろうなあと思いました。実際に聴いてみようと思います。

でも、ディランが生で聴けてとても良かったです。いろいろ書きましたが、単純に「格好いい!」と思ったことも事実です。

良い夜でした。僕はこれから「ジャスト・ライク・ア・ウーマン」を聴いて眠ります。
posted by naoki at 04:49| Comment(0) | ライヴ・リポート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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