2014年07月20日

ドリヴァル・カイミとボサノヴァ(1)

今日――もう昨日ですが――発売の「ラティーナ」8月号に久し振りに原稿を掲載していただきました。
テーマは、「カイミとボサノヴァ」。「ボサノヴァ」という特集記事の中で、4ページをいただいています。
ドリヴァル・カイミとボサノヴァの関係について以前から深く考えていたわけではないのですが、テーマを提案していただいて、いろいろと文献を探しているうちに、一冊の書籍に行き当たりました。「Caymmi e a Bossa Nova」。著者はステラ・カイミ。ドリヴァル・カイミの夫人のステラではなくて、彼の孫、ナナ・カイミの娘のステラです。
この書籍の論説をベースとして、ドリヴァル・カイミがボサノヴァに与えた影響を考察してみたのですが、文字数がぎりぎりで思うように記述できなかった部分もあります(それは僕の力量が不足しているからですが)。また、結果的に一度書いた原稿を半分近く圧縮して掲載することになりました。
それでしばらくこのブログに「補稿」を書き留めていきたいと思います。もっともっと紹介したかった切り口やエピソードがあるので。時間の制約もあるのでどこまでできるかわかりませんが。

いちばん大きな疑問は、「ドリヴァル・カイミってそんなに大きな影響をボサノヴァに与えているのか?」という問題です。
何しろ、シコ・ブアルキが次のように言っているくらいなのですから。
「革命的なムーヴメントだったから、ボサノヴァはたくさんのものを否定した。ノエルを、アタウルフォ・アルヴィスを……、ブラジル音楽の巨匠たちを否定した。でもカイミは否定できなかった」

*続きます(たぶん)。